プラセンタに関する
茶飲み話

プラセンタに関し重要ではないけれども気になる情報を茶飲み話的に綴っています

■ プラセンタ の新しいトレンド?
食品偽装問題や中国から輸入された毒餃子問題などで食の安全性が叫ばれる中、プラセンタについても安全性に敏感になられている方も多いのではないかと思います。そこで紹介いたしますのがSPFプラセンタ。 安全性を強調したプラセンタです。

SPFプラセンタというのは、日本SPF豚協会が定めた特定の微生物や寄生虫に由来する病原菌を持たない豚から採取されたプラセンタのことです。日本SPF豚協会の認定が得られているSPF豚は国内でわずか8%とのことですが、今後、拡大しているものと考えられています。

代表的なプラセンタ解説サイトプラセンタとは?のプラセンタの安全性の項目によれば、従来主流だった高温殺菌による方法だと殺菌工程でプラセンタの成分まで破壊される一方、国産SPFプラセンタを使う方法では、もともと有害な菌を持たない豚を育成し、その豚よりプラセンタを採取することにより、従来のようなプラセンタの成分を破壊するような処理を行わなくても安全性を確保するため、プラセンタ・パワーが従来の3倍近くになると言われているとのことです。

尚、SPFプラセンタのことを無菌豚から採取されたプラセンタと宣伝しているサイトを見かけますが、それは誤りです。SPFプラセンタが採取される豚は、無菌ということでは無く、安全と考えられる菌は持っています。(そうでないと豚を育成するのは困難)

さて、このSPFプラセンタ、実はそれほど新しいものではなく、1995年より東洋酵素化学株式会社という会社が製造していました。しかし、今まであまり広まりませんでした。最大の要因は製造量と製造コストにあると思われます。先に触れましたように、日本SPF豚協会の認定が得られているSPF豚は国内でわずか8%ですので、そこから取れるプラセンタの量は需要に比べるとたかが知れています。しかも、コストがかかった国産SPF豚から取れるプラセンタなので貴重品ですからねえ。

でも、高額でも良いプラセンタ製品を求める真性セレブの方、あるいは何らかの事情でこの手のプラセンタ製品を必要としている方がいる訳で、SPF豚の生産量拡大に伴い、プラセンタ製品の世界でもSPFプラセンタの占める割合が増えるものと考えられます。そうなると、輸入プラセンタを使っている大手国産プラセンタ製品製造メーカーと真っ向勝負になる可能性もありプラセンタ・エキスの製造メーカーの覇権争いが激化することも予想されます。まあ、消費者にとってはプラセンタ・エキスの製造メーカーが競うことで、プラセンタの製造技術や品質がアップする一方で価格が下がることが期待できますので良いことだと思います。

■ 海外製プラセンタの個人輸入
最近、インターネットの発達で、海外製のプラセンタ・サプリを紹介する日本語サイトが力を増している。そして、そのサイトでは、プラセンタ・サプリを簡単に個人輸入できるシステムとなっている。

サイトの中には、
海外製のプラセンタ・サプリを日本で使用する際には自己責任で使用するよう記載されてはいますが、非常にわかりにくい不親切な所に記載されています。

この気付かれにくいように書かれている事項こそ重要なことなのです。このことは何を意味しているのかと言うと、もし、海外製プラセンタ・サプリを個人輸入し、それを使った結果、病気になったり死亡したりしたとしても日本の国としては行政責任を持ちませんよということを意味しているのです。

プラセンタは古くから使用されてきているにも関わらず、重篤な副作用もほとんどない優秀な物質ですが、それでも生物由来製品であることに違いありません。

人や動物など、生物に由来するものを原料や材料とした生物由来製品については、ウイルスなどの感染の原因となるものが入り込むおそれがあることから、様々な安全性を確保するための措置が講じられてきていますが、最新の科学的な知見に基づいて安全対策が講じられたとしても、生物由来製品による感染被害のおそれを完全になくすことはできないというのが、現代における厚生労働省ならびにその外郭団体が公にしている見解です。

従って、生物に由来するものを原料や材料としているプラセンタ・サプリも感染被害のおそれを完全になくすことはできないということになります。現に、医療用のヒト由来プラセンタについては、厚生労働大臣が指定する生物由来製品及び特定生物由来製品に含まれており、生物由来製品感染等被害救済制度の対象となっています。(注: 医療用のヒト由来プラセンタ以外は現在の所、生物由来製品感染等被害救済制度の対象にはなっていません)

と、いうことで、プラセンタ・サプリで感染被害が生じた場合、行政がどれだけ責任を持つかは全く未知数ではありますが、それでも、海外製のプラセンタ・サプリを使った場合は、予め、個人責任ということが念を押されているのに対し、国産のプラセンタ・サプリについては国産食品で行政が追う責任程度の責任を行政が持つことは期待できるわけであり、そういう見地からすると、よほどの理由が無い限り、個人責任で輸入するリスクをわざわざ負うというのは馬鹿げたことだと考えられます。

また、個人輸入は上記のリスクだけではなく、商品取引上のリスクもあります。何せ、相手は海外ですから、何かあった場合大変です。それに、輸入に際して課される税金の支払いも面倒です。

従って、総じて言うならば、よほど国産のプラセンタ・サプリで不都合があれば別ですが、そこまでして海外製のプラセンタ・サプリを個人輸入する合理性は無いし、おすすめできません。

■ 輸入プラセンタ それとも 国産プラセンタ?
この前、ある方が輸入品のプラセンタを購入しようか迷ってらしたのでアドバイスを差し上げました。 その方は、宣伝文句で洗脳されかかっていました。 その宣伝を聞いていると、いかにも、その輸入品が効きそうに思えるような素晴らしい宣伝です。

ちなみにその製品、私が知る限りにおいては、宣伝で言うほど優れたものではなく、私だったら、リスクを負ってでも買いたいとは思いません。 一般の人は宣伝文句にいとも簡単に惑わされるものなのねぇ。。。 と、妙に宣伝の威力を感じました。

ちょっと脱線しましたが、プラセンタの命とも言うべき細胞増殖因子の含有量をはじめとして、プラセンタ製品の研究開発や製造技術は現在、日本が世界をリードしていると言っても良く、一流の国産メーカーによるプラセンタ製品の方が優位にあるというのが私の見解です。 ちなみに、品質を重視される海外の方が、日本のプラセンタ製品をわざわざ購入しているのが現状です。

品質について言及すると、プラセンタの有効成分の含有量云々というのはまだ良い方で、海外のプラセンタ製品の中には雑菌が繁殖して問題になったケースもあります。例外的とは言え、そのような過去の事例は、ちょっと覚えておいた方が良いかもしれません。

輸入品の場合、一般論として 「何か問題が生じた場合に消費者が追うリスクは高くなる」 と、いうことを覚えておく必要があります。 輸入販売元が大抵のことでは潰れないような、しっかりとした大企業であれば別ですが、大抵は中小の輸入会社です。 

もし、事故が生じた場合、その輸入元が果たしてきちんと責任を持って対応できるのでしょうか? 最悪、輸入元が倒産に追い込まれた場合、消費者が海外の製造元等に対して賠償請求するのは極めて困難であると思われます。さて、あなたは、そのようなリスクを負ってでも輸入品を使いますか?

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美里恩
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